ICソケットは大きく分けると、板バネ式と丸ピン式の2つがあります。電子部品を販売しているオンラインショップなどでICソケットを購入するとき、この2つの種類があるけれども違いが良く分からないので価格が安いものを購入した、このような経験を持つ人は多いのではないでしょうか。一般的に、板バネ式は面で接触するのに対して丸ピン式は4つの接点でとらえるなどからも、丸ピン式の方が非接触などのトラブルを回避できるメリットがあるといいます。試作品や電子工作などでICソケットを使うときなど、接触不良でうまく回路が動かないなどのトラブルが起こることもありますが、接触不良はソケット部分で起きることもあるので動作がおかしいときなどチェックされると良いでしょう。
ネットの中には、板バネ式は信頼性が高く挿抜耐久が優れている、丸ピン式は接触力が弱く面積が少ない、数回の抜き差しでスカスカの状態になった、このような評価を見かけることもあります。価格的には丸ピン式は板バネ式の10倍、これを考えると価格が安い方がお得などのように考えるか、もしくは高い耐久性を求めるのかなどの分岐点になって来ます。初期不良は別にしても、頻繁に抜き差しをするようなことがない場合はコスト重視でも良いでしょうし、特に電子工作などでICソケットを利用するときには値段が安い方が経済的です。ICソケットを使うことで、熱破壊や静電気によるICの損傷やダメージを回避できるメリットは大きいといえましょう。