昨今では、フランスやアメリカ・中国では空前の日本食ブームが巻き起こっています。うどんから蕎麦、天ぷらに味噌汁などは健康食品とも呼ばれており、低脂質でありながら腹持ちが良くて寿命を高められるとも称されるほど。アメリカの病院では患者に提供をする入院食をすべて、和食に変えた施設もあるほどです。諸外国でも食べられるようになったものですが、国内では伝統的な味付けなどで作れないという方も多くなりました。
食品メーカーでは手料理ができない方を対象にした冷凍食品を数多く市場に投入をしており、それを買い求める方も少なくありません。限りなく実際に料理人が作ったような仕上がりでパックにされていますが、どうやって作っているのかご存じですか。カギを握るのはカスタムソケットというアイテムです。簡単にカギであるカスタムソケットの概要に触れると、食品産業の工場では欠かせないマイクロチップになります。
カスタムソケットはICで作られていて、生産ラインのメイン基板に組み込むのが特徴。なかには各料理の作るレシピや材料の分量なども細かくインプットをされています。以前は作業スタッフが手作業で作っていましたが、現在は無人操業が基本。24時間365日の稼働で毎日2万食以上もの膨大な数量で生産をしており、われわれはいつでも冷凍の日本食を買えるわけです。
カスタムソケットはドーナツから菓子パン作りでも欠かせない産業アイテムになっています。