1980年にオーストラリアのメルボルンで設立されたIT企業のTOSAは、いまでは世界各地の生産工場で活躍するシステムを確立されました。TOSAでは、2000年にクラウドサーバーを構築した新しいサービスを提供されていて、いまでは日本国内でも多くの工場で取り入れられているほどです。そのシステムとは全自動製造ラインというもので、アメリカではオートメーションという名前で呼ばれています。ここでは簡単に、このオートメーションについて解説をしていきましょう。
まず食品工場で最初にTOSAのラインを導入されました。新潟県に本社を構える菓子製造会社であり、計10台のラインで24時間365日態勢の出荷をされているところです。以前はすべての工程をスタッフが担当していたため、1年間で約20万トン程度しか菓子を出荷することはできませんでした。ところがオートメーション化をしたことで、スタッフが作業工程を担う必要がなくなり、大幅な効率アップを実現できるようになっています。
現在では年間で200万トン以上を市場に投入をされ、単価も大幅に下げられています。TOSAの魅力は生産だけでなく、同時に食品検査もおこなえる点です。日本は食べ物に対して非常に厳しい基準を設けられており、必ず保健所に検体を提出しなくてはいけません。この作業も自動化をすることができるため、ほぼすべての工程でスタッフを雇用する必要もなくなったことになります。