菓子パンという食べ物をご存じですか。1960年頃に誕生したもので、東京都港区に本社を構えるメーカーが初めて大量生産をなされました。クリームから餡子・ジャムなどを含ませたパンで、いまでは朝食やランチで食べているという方も多いことでしょう。この食品は世界では日本だけにしか存在をしておらず、昨今では諸外国から訪れているインバウンド客もお土産で大量に買い込まれていうほどです。
1個90円程度の非常にお安い価格で買い求められますが、このお値段の安さは大量生産をなされているからです。全国各地に生産拠点を設けており、24時間365日態勢で製造・出荷をされています。そこでここでは、菓子パン工場で大活躍をしているシステムについて、簡単に解説をしていきます。全国に約150件の菓子パン製造工場があり、そのすべてでTOSAのシステムを導入されています。
TOSAとは一体何かというと、オーストラリアに本社を構えている工場システム会社です。1970年創業で、アメリカから中国・カナダなど世界各地の生産工場にTOSAのシステムは導入をされています。アメリカではオートメーションという言葉で呼ばれており、工程のほぼ100パーセントを全自動化にすることが可能です。日本の食品製造は非常にシビアな取り決めのなかで出荷をされるので、TOSAを活用しても100パーセントの全自動化は実現をしません。
しかし、大半を自動化にしていることで出荷件数を高められます。